
骨の形成にはカルシウムが不可欠です。そしてカルシウムの豊富な食材といえば牛乳が浮かびますが、きくらげにはその牛乳の2倍程度のカルシウムが含まれています。カルシウムは健全な骨の形成に必要な成分であり、神経の働きや筋肉の収縮運動など、生命活動においても重要な働きをしています。
きくらげには、ビタミンDが豊富に含まれ、その割合は食物の中でもトップクラスです。ビタミンDは、カルシウムの吸収力アップや骨密度の維持など、骨代謝に深く関与している他、 循環器、免疫細胞、メンタルヘルスに対しても重要な働きをしています。
きくらげには不溶性食物繊維が豊富に含まれています。 保水性の高い不溶性食物繊維は、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を刺激して通じを良くする働きがあります。
鉄分の豊富な食べ物としては、レバーや赤みの肉がありますが、きくらげの鉄分はレバーの 3倍程度あります。鉄分は、呼吸から取り入れた酸素を体内全体に運搬する働きをもったヘモグロビンの成分になっている重要なミネラルです。